こんにちは。みんちです。
世間はGWに突入し、シティリーグも各地で開催される中、BEST4に入賞するデッキの中で、いわゆる【環境デッキ】とは称されないデッキタイプがあります。
つい最近でいうと、「ドラパルトVMAX」が優勝していましたね。普通にすごすぎる。
今の環境、ドラパルトを採用している人はほぼいないんじゃないかと思います。
ですが、マイナーデッキ紹介ブロガーとしては、やはりマイナー構築が活躍しているのをみると嬉しいですし、触発されて自分も頑張ろうとなります(笑)
そこで今回は新御三家不遇ポケモン「ヒスイバクフーン」を使用したデッキのご紹介です。
ジュナイパーもダイケンキもそこそこ使われているのに、ヒスイバクフーンはマジで見かけないので考えてきました。
ちゃんと今の環境も考えての構築ですので参考にしてください。
ヒスイバクフーンの評価
引用:ポケモンカードゲーム 公式サイト
特性の「あやかしだま」が手札から超エネルギーをトラッシュすることで相手をやけどとこんらんにすることができます。
さらに、ワザ「かげしばり」で相手を逃げられない状態にすることができます。
相手のポケモンにかかる効果ですので、進化されたりポケモンいれかえなどを使用されると解除されてしまいますが、バトルポケモンが進化後であったり、進化しないポケモンであれば問題なく通ります。
この「特殊状態×2」+「逃げられない状態」というのが今の環境ではかなり刺さると思ってます。
ここ最近のシティリーグ、ジムバトルの結果を見ても、ポケモンいれかえ含め入れ替え札を3枚以上採用しているデッキはほとんど見かけません。
どちらかといえば「ふうせん」に頼った入れ替えか、「回収ネット」を利用した入れ替えが主流です。
回収ネットが採用される場合はほとんどの場合非V主体のデッキor裏工作採用型ですので、非V主体であればそのまま攻め込めばいいですし、裏工作主体であればメインアタッカーとなるVポケモンがバトル場にいる状態でワザが打てれば問題ありません。
HPは150と2進化としては若干低い部類に入るかな?というくらいで基本的に今の環境であれば返しで倒されるのであまり気にしません。
タイプが超タイプなので、悪タイプには弱点をつかれてしまいますが、その点は先述の通り大抵返しの一撃で倒されるので気にしません。これは非V主体デッキの強みでもあります。
デッキ構築と課題
さっそくデッキ構築に入っていきますが、クリアしなければならない課題は大きく3つあります。
1.2進化ラインを安定かつ最速で場にたてること
2.特性利用のために手元には常にエネルギーがある状態が望ましい事
3.手札補充の手段としてどのポケモンを採用していくか
結論から言うと、この3つの条件をすべて完璧に満たすことは現状のカードプールでは困難です。
なので、今回は2つの型に分けて紹介していきます。
1.手札補充に全力を注ぐことで進化ラインを安定させる型
まずは手札補充に全力を注いでいくことでなんとか進化ラインをそろえていく形です。
まず採用したのは「こくばバドレックスVMAX」です。
こくばバドレックスVMAXであれば、特性の「めいかいのとびら」でエネルギー加速をしながら手札を補充していくことができますし、こくばバドレックスVMAX自体がサブのあたかーとして序盤に動いていくこともできます。
実際回してみましたが、リソース面に関しては問題ないことが多かったです。
ただ、こくばバドレックスVMAXに依存するということは、1ターン目に場に最低でも2体は並べられていないと、そのあとの展開がかなり遅れていきます。
ハイパーボール、クイックボール、霧の水晶をそれぞれ4枚ずつの採用ともなると、他に割ける枠がほとんどなくなってしまいます。
さらに、ヒスイバクフーンは進化前が炎タイプですので、めいかいのとびらを使用しようと思っても、ベンチのこくばバドレックスVしか対象に取ることができません。
よってエネルギー加速もそこまでできるわけではなく、手札にエネルギーが余ってしまう状態になります。
さらに、場のこくばバドレックスVMAXが倒されるとサイドを3枚とられてしまうので、サイドレースでまくることが難しくなる、もうこのデッキはバクフーンのデッキではなくこくばバドレックスVMAXのデッキになってしまうというでかすぎるデメリットがありました(笑)
うまくいくときとそうでない時の差があまりにも激しく、安定性に欠けるため今回こちらの構築は見送ることにしました。
くいだめ+やりくり型でリソース管理する型
つづいて「くいだめカビゴン」+「やりくりチラチーノ」を採用した型です。
序盤にとにかくたねポケモンを並べたかったので、バトルVIPパスは3枚採用にしました。
ミルタンクはちらつかせておくことで相手の展開を遅らせることができるので採用しています。
1ターン目はカビゴン、クロバットVで手札補充、2ターン目以降はチラチーノとネオラントの力を借りてリソース管理を行います。
2進化ラインはクワガノンVのパラライズボルト等、グッズロックをかけられると相当きついので、その間はミルタンクで攻めていく形になりますが、現状非Vでグッズロックをかけられるのは「ラフレシア」しかいないので、そこまでケアする必要はありません。
回収ネット3枚採用は、アタッカー以外のポケモンを多く採用していることによりますが、ここはポケモンいれかえでも問題ありません。というかそっちの方がVポケモンのいれかえもできるのでいいかもしれません。
回収ネットを採用した理由は、ベンチに空き枠を作ることができるから、というものもあります。
まあここは本当に好みですね。
ボール系は採用枚数を迷いましたが、クロバットVやネオラントVはクイックボールで呼びたいので4枚採用、その他は3枚採用にしました。
ハイパーボールを少なめにしてしんかのおこう、レベルボールを増やしてもいいかもしれません。
レベルボールはチラチーノ、マグマラシまで呼べるので採用しています。
最後に、スタジアムには崩れたスタジアムを採用しています。
セイボリー的な役割を持たせたかったのと、こちらのVポケモンを負け筋にしないための採用です。
こくばバドレックスVMAX型を作ってみて思いましたが、Vポケモンの採用は、ボスの指令などでどうしても非V主体デッキの強みである「とられるサイドが1枚だけ」という点が崩されてしまいます。
この構築でもそういった負け筋をなるべく減らせるように、ということで1枚採用です。
終わりに
簡単な紹介になりましたが、いかがでしたでしょうか。
2つ目の構築は序盤にたねポケモンを展開する力には長けていますし、なにより2ターン目までの安定感があります。
それ以降はプレイングがかなり展開を左右していくと思います。お世辞にも使いやすいデッキとは言えませんが、それぞれのカードがシナジーを持っているためわかりやすいデッキだと思います。
バクフーンが好きだけどデッキ組みにくいし考えにくい…という方の参考になればうれしいです。
ちなみにうらこうさくラインはあまりにもありきたりすぎるので今回はまったく考えませんでしたが、「特定の条件を満たすと効果が発動する」特性であるヒスイバクフーンとは相性が良いかもしれません。
今回はあくまでうらこうさくにたよらない、という観点から参考にしていただけると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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