こんにちは。みんちです。
先日1月14日発売の新弾拡張パック「スターバース」の全カードリストが判明しました。
今回から新しいカードコンセプトである【VSTAR】が登場し、それぞれのポケモンに【VSTARパワー】という新しい特性が加わりました。
SMレギュレーションでプレイされていた方は、【GXワザ】と同じようなものだと考えればなじみやすいと思います。
この特性は1度のバトルで1回しか使用することができず、その効果もポケモンによってさまざまです。
また、【GXワザ】と大きく異なる点が、【VSTARパワー】には「特性」と「ワザ」の2種類用意されている点です。
例えば、今回の看板ポケモンである「アルセウスVSTAR」の「VSTARパワー」は以下のような内容になっています。
アルセウスVSTAR
アルセウスVSTARは「VSTARパワー」を「特性」として持っています。
この特性は自分の番であれば対戦中1度だけ好きなタイミングで使用することができます。
一方、リザードンVSTARのテキストを見てみましょう。
リザードンVSTAR
こちらは「ワザ」としての記載になっています。
このように、ポケモンによって使い分けがされている点がVSTARポケモンの魅力の1つです。
また、今回の弾にはレギュレーションの変更ということもあって、非常に強力なカードが何枚も収録されます。
注目カードと一緒にそのカードと相性の良いカードについてもご紹介していきます。
それではさっそく見ていきましょう!!
スターバース 注目の新カード
アルセウスVSTAR
アルセウスVSTAR HP:280
相性のいいカード
1.ノコッチ
VSTARポケモンはVMAXポケモンと比べて少し体力面に欠点があります。
弱点を突かれて一気にサイド2枚取り、その後の展開を遅らせられてしまうなんてことが起きないように、弱点のケアは必須です。
Cレギュレーションまで使用出来た【ウィークガードエネルギー】が使用できなくなりますから、特に重宝する存在になりそうです。
2.アメイジング系統
いわゆる【アメイジングレア】というレアリティのポケモンです。
アメイジングレアのポケモンの特徴は、ワザを打つために複数種類のエネルギーを要求しているという点です。
(例)ザシアン
その分ワザのダメージや効果は一般的な非Vポケモンとは一線を画す内容になっています。
3ターン目以降、こういった強力なカードがすぐに攻撃に転じられるのは相手にとって非常に脅威になります。
3.カイリューV
最後に【カイリューV】です。
ワザ「ドラゴンゲイル」は自分のベンチポケモンに30ダメージ入ってしまいますが、無色ポケモン構成であれば、【チェレンの気くばり】で回収することができます。
【ボスの指令】をケアする必要はでできますが、250点という高火力に加えて、【こだわりベルト】でVSTARを一撃で倒すことができるのも魅力の1つです。
ネオラントV
ネオラントV HP:170
続いては「ネオラントV」です。
このカードは大きく環境を変えるカードになります。
SMレギュレーションの「カプ・テテフ」の再来といわれています。
補助に特化したポケモンになりますが、サポートをなんでも持ってくることができるので、特に使いやすくなったのが「前のターンに自分のポケモンがきぜつしていなければ使えない」という効果をもったサポート達です。
少し前であれば「メイ」、最近のカードでは「キバナ」がこれに該当します。
また、新規収録される「シロナの覇気」も該当します。
現在のクロバットVのように、基本的にどのデッキでも採用されるカードだと思いますが、「頂への雪道」や、「じんらいのめざめサンダース」などがメタカードとして採用率を上げる可能性もあります。
※サンダースは「メモリーカプセル」を必要とするので、要求値としては少し高めであり、現在流行中の「うらこうさく」ラインの採用率に依存する可能性が高いと思います。
エルフーンVSTAR
エルフーンVSTAR HP:250
相性の良いカード
1.こくばバドレックスVMAX
エルフーンは現在でも大会で使用率の高い「こくばバドレックス」の大幅強化になる、と評価されているポケモンです。
現状Cレギュレーションの使用できなくなるこくばバドレックスデッキは大会での使用率が下がるといわれています。
大きな要因としては
①ゲンガー&ミミッキュGXの採用ができなくなることによる展開速度の遅れ
②オーロット&ヨノワールGX+マリィによるハンドロスができなくなる
という2点です。
どちらかというと、こくばバドレックスは自身がアタッカーになるというよりも、手札ドロー+エネルギー加速の補助的な立ち位置で展開されることが多いポケモンです。(もちろんアタッカーとしても機能します)
そのため主要アタッカーとしてマホイップVMAX等が組み合わせて使用されていましたが、どうしても展開速度の遅さに足を引っ張られている印象でした。
しかし、エルフーンVSTARの登場により、ワザ「トリックウインド」で相手の展開速度を遅らせながら打点を与えつつ、エネルギーがたまりきったところでフィニッシャーとしてベンチポケモンをピンポイントで狙撃できます。
こくばバドレックスデッキであれば、60×6枚=360ダメージでベンチのVMAXポケモンを倒すことも不可能なことではありません。
実用性とロマンを兼ね備えた魅力的なポケモンのうちの1体です。
ライチュウV
ライチュウV HP:200
続いてはライチュウVです。
こちらも雷タイプの大幅強化ポケモンになります。
特に、フィニッシャーとして優秀な能力を持ち合わせています。
先ほど紹介した「エルフーンVSTAR」の「VSTARパワー」と同じような性能を持ち合わせています。
雷デッキは【スタートデッキ100】で登場した「ライコウV」により強化が入りましたが、序盤はライコウで攻めて、中盤以降ライチュウで攻めていく、といった形をとることができそうです。
また、雷タイプは「モココ」の特性によりトラッシュしたエネルギーを何度も利用できますので、デッキにそこまで多くのエネルギー枠をとる必要がないという点も強みの1つです。
ただ、Vポケモン主体のデッキとなることは間違いないので、「タフネスマント」などでHPを補完する必要があります。(逃げるエネルギーがいずれのポケモンも1つしか必要としない点も大きな強みです)
相性の良いカード
1.クワガノンV
まずは雷デッキ必須のクワガノンVです。
クワガノンVのパラライズボルト+新規収録の「こだわりベルト」によって相手に80の打点を与えながらグッズロックをかけることができます。
序盤はクワガノンVで時間を稼いでモココを準備、後半からライチュウVで攻めていく、といった流れを作ることができます。
あと、シンプルにグッズロックがめちゃくちゃ強いです。
2.パルスワンV/VMAX
パルスワンVMAXは、1つ目のワザ「ライトニングストーム」で蓄積した雷エネルギーを有効活用することができます。
また、Vポケモン軸のデッキで欠点であった体力面についても、たいていの攻撃であれば1度は耐えることができます。
2つ目のワザ「ダイボルト」で230ダメージを与えつつ、蓄積した雷エネルギーで残った相手ポケモンの体力を削りきり、最後はライチュウでエネルギーをすべてトラッシュからのフィニッシュ、なんて流れができると脳みそ溶けるくらいには気持ちがいいんじゃないでしょうか。
さらに、「エネルギーつけかえ」を採用すれば、先攻1ターン目でライチュウにつけた雷エネルギーを移し替え、先攻2ターン目にモココ+手貼りでダイボルトが打ててしまいます。
これは、パルスワンVのワザ「そうでん」では実現できないので、明確な差別化が図られています。
ドンカラスV
ドンカラスV HP:200


相性の良いカード
1.ツールスクラッパー
こちらは先ほど紹介した「ツールジャマー」対策のカードです。
相手の場のポケモンについているツールジャマーを破壊することで、こちらのやりたいことに制限をかけられないように、採用は必須ともいえるカードになると思います。
2.ファッションモール
こちらは後続のドンカラスVとどうぐを循環させて使っていきたい場面で活躍します。
例えば、「ふうせん」がベンチのポケモンについている状態で、バトル場のドンカラスVを逃がしたい!となった場合に、山札から入れ替え手段を引くことができなければかなりもったいない動きになりますよね。
そんな時に「ファッションモール」があれば山札からいれかえ手段を引くことができなくてもエネルギーをトラッシュすることなくふうせんを付け替えることでバトル場から退場させてあげることができます。
さらに、先述した通りこのデッキの弱点である「頂への雪道」対策として、スタジアムは最低でも2枚、できれば3枚以上積んでおきたいです。
そういった点からも「ファッションモール」ほど相性補完のできるスタジアムカードはないのではないでしょうか。
3.ダストダス(ダストサイクロン)
最後にご紹介するのは「ダストダス(ダストサイクロン)」です。
「頂への雪道」によって、ポケモンのどうぐがトラッシュに送られてしまった場合、Cレギュレーションで使用出来た「スイレンのつりざお」が使用できなくなることもあり、道具を再び手札、あるいは山札に戻す手段はかなり限られます。
そこで、サブアタッカーにダストダスを置いておくことで、「ポケモンのどうぐを山札にもどして回収できる」+「バトル場のポケモンに大ダメージを与えられる」というまさに一石二鳥の動きをとることができます。
さらに、先ほどご紹介した「ツールスクラッパー」でダメージを与える前にポケモンのどうぐをトラッシュに送れば、さらなるダメージアップが見込めます。
ベンチに置いておくだけでも、相手にとっての大きな脅威になることは間違いないでしょう。(1進化ポケモンである点が少し痛いです…)
マナフィ
マナフィ HP:70
その他、注目の新カード
最後に、これまでご紹介したポケモン以外にも、強力なポケモン、スタジアム、グッズ、サポートが新規収録されますので、そちらをご紹介して終わりにしたいと思います。
ドダイトス
ドダイトスは、1つ目のワザ【エボルプレス】がかなり強力です。
進化ポケモンで場を埋めていく必要はある点と、2進化である点を踏まえると要求値は高いですが、草タイプのデッキは進化ポケモンがそろえやすい補助カードが多くあります。
うらこうさくラインと組み合わせる形が流行しそうな気がします。
フライゴンV
2つ目のワザ【ドラゴンインパルス】は相手のポケモンがVMAXであれば320点という破格の効果力を誇ります。
「アルセウスVSTAR」のワザ「トリニティノヴァ」でエネルギー加速を行い、即攻撃に転じられる点も相性が良いのではないでしょうか。
ガブリアス
特性の【おんそくかいひ】による相手ポケモンからのワザのダメージ無効化が強力です。
また、ワザ【リューノブレード】による追加効果を逆手にとって、サバイバルセットと併用で次のターンに引くカードを確定させることもできます。
こだわりベルト
「こだわりベルト」は先ほどのドンカラスVと組み合わせても強力ですし、基本的にどのポケモンがつけても強力な効果を発揮するカードです。
特に、ガラルファイアーVなどの「ポケモンVを倒しきるまでにあと30ダメージ足りない!」なんてワザにはぴったりの性能をしています。
チェレンの気くばり
こちらはトゲキッスVMAX超大幅強化のえぐいカードです。
今回のアルセウスVSTARにも使用できますし、とにかく「倒されそうになったら逃げられる」という点がチート級に強いです。
これによりサイドレースの展開を大きく左右することができるようになりました。
ダブルターボエネルギー
こちらはVポケモン版「ツインエネルギー」です。
ワザのダメージが-20されるというデメリットはありますが、アルセウスVSTARのようにワザの追加効果が強力な場合にはかなり使いやすいカードになります。
3エネ要求の場合も、特定のタイプ+無色エネルギー2個というケースが結構あるので、このカードの登場により展開速度が上がると予想されます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
新弾拡張パックである【スターバース】には多くの強力なカードが収録されます。
それらは間違いなく今の環境に変化を与えることになるでしょう。
混沌とする今の環境で、新たに覇権を握るのはどのVSTARポケモンでしょうか。
本記事が皆さんのデッキ構築の一助になれば幸いです。
また、記事を拡散してくださると泣いて喜びます😭
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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