こんにちは。みんちです。
今回はクロバットVMAXを救いたい、ということでクロバットVMAXを軸にしたデッキ構築を考えてきました。
もちろんクロバット1匹だけでは力負けしてしまうのはわかりきっていることなので(悲しいですが…)、クロバットVMAXのワザと相性のいいポケモンを用意しました。
進化元のクロバットVは強力な特性ゆえに多くのデッキで採用されているにも関わらず、進化後の方が使用されてないなんて悲しいですよね。
まあ悲しいと感じるのは僕だけかもしれません…
クロバットVMAXは実はシャイニースターVからしか排出されないレアポケモンなので、おうちに眠っている人はぜひこのデッキを作って使用してみてください!
デッキ構築について
このデッキはどちらかというと初見殺しに近いです。
相手が何をしてくるかわからないという怖さとともに、かなり早い段階で攻撃を仕掛けていくことができます。
さっそく今回のデッキの一覧をご紹介します。
見ていただければわかる通り、今回の重要なカードは【ガラルサニゴーン】です。
特性の「ほろびのボディ」を生かして相手のVMAXポケモンが攻撃してくることを躊躇させます。
特に、V、VMAXポケモンが主体のデッキでは、こちらがとられるサイド枚数は1枚であることに対して、相手は2枚以上サイドをとられてしまうことを念頭に置かなければならなくなります。
ガラルサニーゴを見られたとたんに悟られてしまう可能性はありますが、サニゴーンは相手の展開速度を下げるための役割があり、メインアタッカーはあくまでクロバットVMAXです。
クロバットVMAXであれば、毎回ワザをうった直後にバトル場にガラルサニゴーンを場に出しておくことができます。
欠点としてはボスの指令で呼び出されてしまうことですが、ここは割り切って考えました。
どうしても回復が必要な場合には「モミ」を1枚採用することでターン数を稼ぐことができると思います。
また、序盤に相手の動きを止めるためにも、「クラッシュハンマー」を2枚採用しています。
後半に引いて相手の動きを止めることもできますし、何より今の環境にモスノウやチェリムといった、エネルギーを際限なく手貼りできるカードを採用しているデッキがほぼいないので、コインで表を出すことができればかなり刺さると思います。
ザシアンやスイクンV対面に関しては、ガラルファイヤーVにタフネスマントを付けることで確実に1回は攻撃を耐えられるようにしておきます。
ガラルファイヤーは特性の「じゃえんのつばさ」+「エネルギーつけかえ」+「手貼り」で1ターンで攻撃に転じることもできるので、返しとしては十分な働きをしてくれます。
さらに、柔軟な入れ替えが可能となるよう、ふうせんを3枚採用したうえで「ファッションモール」を採用しました。
後述しますが、今回はいれかえが必須の立ち回りゆえに、風船が機能しなくなるとかなり厳しいです。
ただ、序盤に手札に来て持ち腐れになってしまうと、後半の展開がかなり苦しくなることが予想されるので、できればクロバットVなどのHPが高いポケモンに最初は付けておき、後半ガラルサニゴーンに付け替えるといった動きをするのが理想です。
以上が大まかな各カードの役割です。
各対面について
続いて各対面について説明していきます。
こくばバドレックスVMAX対面
【有利対面】
こくばバドレックスについては、こちらが有利対面をとることができます。
弱点+毒ダメージで140+10=150ダメージに加え、相手はバドレックスを場から引かざるを得なくなります。
仮にそのまま相手が突っ込んできた場合、ポケモンチェックで+10、ステルスポイズンで140+自分の番終了時に+10、ここまでで合計310ダメージです。あと10ダメージ足りません…
残り10ダメージの余りを出さないためにも、ワザを打った次のターンにポイズンアップのドクロッグを場に出しておきたいです。
その場合は1ターン目に弱点と毒で150ダメージ、相手ターン終了時に+10ダメージ、2ターン目に+140ダメージと毒のダメージが+30で合計330ダメージとなるため、バドレックスを倒すことが可能です。
そもそも、このデッキは相手にかなり要求の高い展開を強いることができます。
ボスの指令+ポケモンいれかえの組み合わせを1ターンで使用できなければ毒は解除できませんし、こちらに有効な打点を与えることもできません。
こちらもサニゴーンを入れ替える必要はあるものの、ファッションモールで道具のつけかえができるので、そこまで大きく心配する必要がないのも強みです。
はくばバドレックスVMAX+スイクンV対面
【微不利対面】
続いてはくばバドレックス対面です。
はくばバドレックスのデッキは、ふうせんやポケモン入れ替えなど入れ替え手段が多い点や、うらこうさくのラインで好きな時に手札に入れ替え札を持ってくることができる点が強力です。
そのため、こちらの思うようにいかない場面が多く出てくると思います。
今回はそういった点も含めて「微不利対面」とさせてもらいました。
ただ、こちらも何もできないわけではありません。
序盤はスイクンVを主体に攻撃してくるので、そこに合わせてまずはガラルサニゴーンの育成をメインには展開します。
ベンチでガラルファイヤーVを育てるのは、いつ「ボスの指令」を呼ばれてもおかしくない相手ですので、あまりお勧めはしません。
代わりに、一撃で倒されることがないクロバットVMAXをベンチで育成しますが、この時注意しなければならない点があります。
①初見殺しのデッキなので、クロバットがアタッカーだと悟られてはいけない
②1ターンでクロバットに2枚のエネルギーを集める必要がある
の2点です。
①に関しては、クロバットがアタッカーだと悟られた時点でボスの指令の対象になる可能性が非常に高くなり、こちらの準備する時間が無くなってしまうので、ガラルサニゴーンだけで勝とうとする運ゲーデッキなんだと相手に思わせる必要があります。
②に関しては、クロバットに進化した時点で相手にアタッカーを悟られる可能性が高いので、こちらも①同様ボスの指令の対象にならないよういきなり進化していきなり攻撃に転じる必要があるのです。
エネルギーつけかえやガラルファイヤーVを採用したのはこのためです。
序盤にガラルサニゴーンが倒されてもトラッシュにエネルギーを送りこむためにサニゴーンに悪エネルギーを付けていくのも手段の1つだと思います。
ミュウVMAX対面
【有利対面】
ミュウ対面では、相手の弱点は突けるもののラティアスの「ダイナバリア」によってクロバットVMAXの攻撃が通らなくなってしまうという懸念点があります。
この場合、クロバットVMAXではなくクロバットVで戦っていく必要があります。
ベンチに戻ることができないため苦しいですが、タフネスマントと組み合わせて一撃で倒されることを回避できる点や、クロバットVでもVMAX同様のダメージを与えながら「どく」状態にできる点を考えれば、まったく戦えないというわけではありません。
さらに、ガラルファイヤーVもいるので、この場合相手のミュウVMAXを一撃で倒すことも可能です。
最近は鋼軸のミュウデッキも環境にちらほらといるようなので、相手のメインアタッカーを見極め、動きを先読みする必要が出てきます。
ゲンガーVMAX対面
【有利不利なし】
ゲンガー対面に関しては、有利不利なしの対面になります。
一撃デッキ全般に言えることですが、ヘルガーの「いちげきのほうこう」でエネルギー加速できる分、ダメカンをのせなければならないので、わずかに届かなかった320のラインまでダメージを重ねることができます。
1ターン目:70ダメージ(ステルスポイズン)+10ダメージ(どく)
ポケモンチェック:10ダメージ(どく)
2ターン目:180ダメージ(ダイカッター)+10ダメージ(どく)
ポケモンチェック:10ダメージ(どく)
この時点で290ダメージです。
相手が1回「いちげきのほうこう」を使用していれば相手のポケモンチェックで、2回していればこちらの2ターン目終了時のポケモンチェックで320ダメージまで積み上げることができます。
また、1ターン目時点では相手がサニゴーンを相手にしなければならなくなりますし、仮にベンチに引いて毒を解除しても2回「いちげきのほうこう」を使用していればギリギリ320ダメージまで積み上げることができます。
こちらとしてはVポケモンを多く場に出すことになるので、ゲンガーVMAXの「パニックフィアー」で大ダメージを受ける事が予想できます。
ですからクロバットVMAXの「ダイカッター」はもろ刃の剣だと考えて打つ場面を見極める必要があります。
リーフィアVMAX対面
【不利】
このデッキは入れ替え手段が風船しかありません。
そのためガラル鉱山は天敵です。
さらに、スタジアムもファッションモールの1枚採用ですから、ガラル鉱山が4枚採用されているデッキには太刀打ちすることができません。
とはいえ、いち早く自分の場にガラルサニゴーンを立てることができれば、相手の動きを遅らせることができますし、うかつに攻撃してくることも難しいでしょうから、こちらがその間にクロバットVMAXをベンチで育成、そのまま対面で打ち勝つことは可能だと思います。
ツールジャマーを採用されている場合は、こちらの風船の役割が果たせなくなるため、ガラル鉱山の効果込みで大ダメージを受ける事も考えられます。
「初見殺し」の強みを生かした展開が必要になるでしょう。
ムゲンダイナVMAX対面
【有利不利なし】
ムゲンダイナ対面では、相手のデッキにボスの指令が通常より多めに採用されていることが多いため、バトル場のガラルサニゴーンを場から降ろされてしまう可能性が高いです。
ですが、ムゲンダイナに先手でダイカッターを打つことができれば対面で打ち勝つこともできますし、ガラルサニゴーンで相手の動きを止めることもできます。
ダイカッターを打てる状態のクロバットがベンチにいる状態で、1ターンでもやり過ごすことができれば、対面で打ち勝つことができる+サニゴーンで相手からの速攻を防げるという点がしっかりいかせる展開を作ることができます。
終わりに
クロバットVMAX…シャイニースターVで新規収録されたものの使う人はおらずハズレ扱い…
進化前の方が重宝されるという不遇極まりないポケモンです。
12月3日に発売された【VMAXクライマックス】でもクロバットVは収録されたのにVMAXの収録はありませんでした。
あの「イオルブ」でさえVとVMAXの両方が収録されたのに…
どうにか不遇ポケモンクロバットVMAXを救ってあげたい
そんな思いで考えたデッキです。
気持ちも入ってつい文字数も長めになってしまいました。
デッキのつくりやすさでいえばぴか一ですし、何よりしっかり環境デッキに太刀打ちできるものになっていると思います。
若干の運ゲーに頼らなければならないのが心残りですが、ぜひ家にクロバットVMAXが眠っている方は作って使ってみてください!!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント