こんにちは。みんちです。
こんかいはタイトルにもある通り、カクレオンの可能性について考えます。
※この記事はCレギュレーション準拠のものになっています。
カクレオンの特性「いろいろへんげ」は、ついている基本エネルギーのタイプと同じタイプになることができるというものです。
つまり、カクレオンについているエネルギーの種類が多いほど、相手のポケモンに対して弱点を突くことができます。
ちょっとネタ要素も含まれていますが、構築自体は環境に合わせたものになっているので、こういったロマンデッキが好きな方はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
僕も実際ロマンデッキは大好きです。
対戦中に考えることが多ければ多いほどポケモンカードの楽しさを実感できますし、考えれば考えるほど沼にはまっていきます。
答えが一つじゃないからこそ奥深さがあるんだと思います。
デッキコンセプト
まず、デッキコンセプトについてですが、この前シティに参加して感じた現環境に対抗するための構築とします。
今回の構築画像です↓
新弾発売直後のシティだったため、どのような構築が現れるのか誰にもわからない状況でしたが、発売されてからしばらくたった今現在、ある程度どのような組み合わせが強力であるかが明確になってきました。
まず感じたのは、「デッキの種類多いなあ」でした(笑)
とにかくいろんなタイプのデッキがあります。
そのためマッチングで有利不利になるのは時の運です。
そこでもう一つ感じたことは、「弱点突かれるタイプが相手だとめちゃくちゃ不利」ということです。
言わずもがなですが、弱点はダメージが2倍になります。
100ダメージしか出ないワザでも弱点を突けば200点でます。
HPの少ないGXポケモンなら非エクにも簡単にワンパンされてしまうのです。
あまりにも強い。弱点を利用することはここまでデッキ強化につながるのか、と実感しました。
そこで白羽の矢が立ったのがカクレオンでした。
今回のコンセプトは
れんげきの名の通り連続攻撃、夢のサイド4枚取り!
です(笑)
ああ待ってください!!ふざけているように聞こえますが構築は真面目なので最後まで読んでくださいね!
構築について
まず使用するポケモンですが、カクレオンに加えてユクシー、アグノム、エムリットは確定で採用します。
このデッキの軸になりますからね。
カクレオン
役割:メインアタッカー
今回の主役です。
かいてんアタックは3エネ要求と少しコスパが悪いですが、90ダメージを出せるので、うまくいけば2倍の180ダメージを出すことができます。
ただ、その盤面を整えるまでの動きが非常に重要で、ここを失敗すれば負けが濃厚になってしまいます。
そのためエネ加速サポートとして、ビートやターボパッチ等の採用も検討します。
また、非エク無色ポケモンであること、れんげきポケモンを活かしてツインエネルギーや連撃エネルギーの採用も必須です。
これにより先攻2ターン目にワザを打つことができます。
ゼラオラV
役割:サブアタッカー
とはいえ、カクレオンで弱点を突けても与えられるダメージは180点が最高打点ということになるので、相手のVMAXポケモンを倒そうと思うと火力が足りません。
そこで採用するのがこのゼラオラVです。
「クロスフィスト」を使用すれば、カクレオンで与えたダメージが90、弱点込みで180となるので、仮にベンチに戻られてしまってもモミやマオ&スイレンを使用されない限りはゼラオラVで+160ダメージ、合計340ダメージとなり、現環境に存在するポケモンVMAXはすべて倒すことが可能となります。
その他にもGXポケモンであればバトル場のポケモンGXに180、ゼラオラでバトル場に100で合計280となり、ほとんどのGXポケモンが倒すことが可能ですし、追加効果でベンチのデデンネやクロバットを倒せば合計で5枚のサイドをとることができます。
回し方
回し方は序盤にテッポウオとカクレオンを持ってくること、さらにできるだけ山札を圧縮して起き、トキワの森で確実に欲しい種類のエネルギーを持ってくることで相手の弱点を突くための準備をしておきます。
ただ、この構築には弱点がいくつかあります。
構築の弱点
先ほど話したように、この構築は弱点がいくつかあります。
VMAXを採用しないので、HP管理が大変である
今回採用するカクレオンやゼラオラは、そもそもたねポケモンであることや非エクポケモンであるため、基本的に相手のワザ1回で倒されてしまうことがほとんどです。
特に、カクレオンに関しては間違いなく1発で倒されてしまうでしょう。
ゼラオラVに関しては「タフネスマント」を使用すれば、ザシアンのブレイブキャリバーのラインまでは耐えるようになります。
ただカクレオンは耐えることができないので、エネルギーを無駄にしないよう、極力ツインエネルギー、れんげきエネルギーを使用していくようにします。
また、ダメカンをのせる効果を持つポケモンも天敵です。
現環境の場合、クイックシューターインテレオンや、ドラパルトVMAXが挙げられます。
こういったポケモンは天敵です。
こういったポケモンが出てきた場合の対処法は残念ながらありません。
ただ、こういったポケモン(特にインテレオンのようにベンチで悪さする相手)に対して強く出ることができるようにするためのゼラオラ採用です。
ベンチに来たポケモンは基本的にゼラオラで対処していきましょう。

え?ベンチバリアミュウはどうするの?
はいまってましたその質問!!
ここで秘策を出します。セイボリーです。
このセイボリー、相手のベンチに干渉することができる強力カードです。
特にムゲンダイナには強く出ることができますし、インテレオンやバドレックスに対してもベンチにポケモンがいればいるほど強いデッキには有効です。
相手はゼラオラを見た瞬間にベンチにベンチバリアミュウを出すと思いますが、それ自体がもうベンチ枠を1つ埋めてしまうという点でこちらに利点がありますし、出された後でもセイボリーを使用すれば優先順位の低いポケモンから消していかなければなりません。
ただ、1つ注意しなければならないのは、相手がクロバットやデデンネGX等、ベンチにいても特にメリットのないポケモンを出していた時です。
この場合は相手にいいように利用されてしまうのが落ちなので、極力使用しないように注意しましょう。
現環境ではベンチに補助的な役割を立てる場合が非常に多い事を考えると、相手の構築に刺さる機会は多くあると思います。
入れ替わることが前提である
今回の構築では入れ替わっての攻撃で相手のサイドをとっていくことが前提になりますので、入れ替わりがスムーズにいくカードを採用していなければなりません。
まず初めに浮かんでくるのが「みずの塔」です。
このスタジアムにより、カクレオンもゼラオラも逃げるエネルギーなしで逃げることができます。
ただ、デデンネGXやクロバット等、ドローソースとしての役割を持つポケモンが最初にバトル場に出てしまうことと、スタジアムではトキワの森のほうが優先順位が高いことを考えると、みずの塔だけでは不十分です。
そこで「ポケモンいれかえ」「あなぬけのヒモ」「ふうせん」などを採用しておきます。
グズマ&ハラとの相性を考えるとふうせんの採用がいいでしょう。
序盤の準備に時間がかかる
カクレオンやゼラオラはたねポケモンでありますが、どちらもワザをうつのに必要なエネルギーは3エネとやや重たいです。
ツインエネルギーやれんげきエネルギーが使用出来ればこれが大幅に短縮できます。
そのためこういった特殊エネルギーを呼び出せるカード、すなわちオクタンやグズマ&ハラの採用が必須になってきます。
特に、オクタンは最速でも先攻2ターン目での登場になるので、それ以上かかってしまうと、こちらの構築プランが一気に破綻する可能性もあります。
そういった事故を回避するために、今回はドローソースをかなり多めに採用します。
また、サポートでのドローも検討しますが、最優先はグズマ&ハラになるので今回はサポート以外でのドローソース、つまりポケモンを用意します。
まず思いつくのがデデンネGXとクロバットですが、他に優秀なポケモンがいます。
カビゴン
まずはくいだめカビゴンです。
この構築では先攻後攻ともに1ターン目はエネルギー加速をしたり、わざをうったりはできません。
そのため次ターン以降のために盤面を整える必要があります。
そこで活躍するのがこのくいだめカビゴンです。
初ターンに来れば、次のターンのために手札を引いておくことができますし、何よりその後のデデンネGXや博士の研究による山札圧縮ができます。
コロトックV
コロトックVも優秀なドローソースです。
上位互換としてシルヴァディGXがいますが、1進化であることを考えると、デッキの枠をそれだけ割かなければなりません。
そういった意味でたねポケモンであるコロトックは差別化ができています。
引ける枚数はベンチにいれば最大で3枚と少し少ない感じもしますが、そのためにエネルギーやサポートができるだけ手札に残らないようグズマ&ハラなどのタッグチームサポート等手札トラッシュの追加効果を持つカードを採用しています。
構築の強み
この構築の強みはズバリ!
初見殺し
です。
大会やジムバトルで戦っていて一番怖いのが「相手のデッキ構築がわからない」ことです。
ゼラオラを見ればバシャーモがいるのかな?となりますし、オクタンを見れば「ウーラオスかな?」となります。
使用率の高いデッキはある程度構築を読まれやすいが、その中でいかに自分のしたい動きを相手に合わせてしていけるかというところが勝負の明暗を分けます。
その点このデッキはこちらが何をしたいのかが相手にはほとんどわかりません。
読めたとしてもカクレオンで弱点を突いてくるのかな?でもそれで勝てるの?と思う人が多いと思います。
そこにゼラオラが入っていくことでいよいよまずいなとなりベンチにミュウを出します。
ですがそこにセイボリーが来て…と油断している相手にはそれだけでこちらのアドバンテージです。
悲しいですが、カクレオン自体使用する人はそこまで多くないと思うので、試しにこれで明日ジムバトル行ってきます(笑)
終わりに
いかがでしたでしょうか。
カクレオンは弱点を突く、という最強の特性を持っていますが、使えそうで使用する人がいないのが現状です。
ですが、構築が難しいポケモンほどハマったときにはその強さを発揮します。
このデッキが完成形とは思いませんが、ある程度形になったのではないかなと思います。
時間があればぜひ一度使用してみてください!
きっとカクレオンの面白さに気づくはずです…!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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